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聖光学院 算数 問題 解説&入試分析★2017年(H29年)

2017.07.04 16:17|入試問題分析(算数)
今回は聖光学院をとりあげます

第1回は
受験者数は645人、合格者数は242で実質倍率は2.7倍

科目別得点結果は(科目,満点,平均点,合格者平均,合格最低点)の順に
(国語,150,85.7,96.9,63)
(算数,150,97.8,118.0,66)
(理科,100,63.8,73.2,51)
(社会,100,69.5,75.4,49)
(合計,500,316.8,363.5,334)
となっております。

算数は平均点と合格者平均の差が大きく、合否に影響しやすいです。


各大問を見ていくと

大問1 (1)計算問題です。必ずあわせましょう。
(2)(進んだ距離の比)=(速さの比)なので80:45:120=16:9:24から
学さんが⑯、光さんが⑨、聖さんが㉔進んだとします。光さんと聖さんの間の距離は㉔-⑨=⑮で,聖さんと学さんの間の距離も⑮ですから,1周1500m=㉔+⑮+⑯などから解いていきましょう。

(3)立方体は全部で1+3+6+10+15+21+28+36=120個あり、1+2+3+4+5+6+7+8=そのうちの36個の立方体から,1/6㎤の三角錐が1つずつ切り落とされます

大問2 (1)10,9,8,7の組み合わせのときなので19×15,18×16,17×17のうち最大のものを考えます。
(2)70の約数を考えて2以上19以下の組み合わせになるものは5×14と7×10ですが、2,3,6,8の和は19より5×14だけとなります。
(3)100の約数を考えて2以上19以下の組み合わせになるものは10×10だけです。
(4)108,140,144の約数のうち2以上19以下の組み合わせとその和はそれぞれ
108は6×18で和24と9×12で和21、140は10×14で和24、144は8×18で和26と9×16で和25と12×12で和24です。和が一致するのは24だけなので108は6×18、140は10×14、144は12×12と決まります。

大問3 (1)4点から2点選ぶ方法は4C2=6通りより、6×6=36通りです。
(2)QD:BC=1:3より1×3/(1+3)=3/4cmとわかります。
(3)(ア)(上底):(下底)=1:2のときなので下底がRCのとき上底は3通り、下底がBSのとき上底は3通りとわかります。
(イ)(上底):(下底)=1:1のときなので上底と下底の長さが1のときと、上底と下底の長さが2のときを調べると1/6cmきざみに5個あることがわかります。

大問4 (1)[ア]時間後に水深は0.9m、直方体LMNK-IFGJ側に3.6mなので(高さ)×(底面積)の比を考えて(0.9×4):3.9=1:1とわかります。
(2)7.5時間後の水の体積と[ア]時間後の水の体積の比は(3.6×25×25):(0.9×20×25+3.6×5×25)=5:2より7.5×2/5=3時間とわかります。
(3)18時間後から36時間後の18時間で(3.6×20×25)m^3の水が流れるので3.6×20×25÷18=100m^3とわかります。
(4)7.5時間で3.6×25×25m^3の水が入ったので1時間に3.6×25×25÷7.5=300m^3とわかります。
またPの給水量とRの排水量の差とQの給水量の比は1:1から
それぞれの給水量と排水量はPは250m^3 Rは100m^3 Qは150m^3とわかります。
9.5時間後は水深が3.6mより2×300÷(25×25)=0.96mだけ高くなります。
鶴亀算で考えますと、9.5時間後にすぐにPを閉めた場合、水深3.6mより8.5×100÷(25×25)=1.36mだけ低くなります。よってPを閉めるまで(1.36-0.96)×25×25÷(100+150)=1時間とわかります。


(問題)H29年 聖光学院中学校 第1回 大問5
図1のように1辺の長さが9cmの立方体ABCD-EFGHを、四角形EFGHが底面になるように置きます。ADの真ん中の点をMとし、Mの真上にXM=4cmとなるように点Xをとります。
四角形ABCD内の点PとXを結ぶ直線が側面BFGCと交わる点をQとし、BC上に角QRBが直角となるように点Rをとります。このとき、次の問いに答えなさい。
seikou17m1.jpg
(1)Pが図2の位置にあるとき、QRの長さとBRの長さはそれぞれ何cmですか。
seikou17m2.jpg
(2)Pが図3の斜線部分を動くとき、Qが通過する部分を解答欄の図に斜線で示し、その面積を求めなさい。ただし、解答欄の図のマス目の1目盛りは1cmであるとします。また、PとQを結ぶ直線がこの立方体の内部を通過する部分の体積は何㎤ですか。
seikou17m3.jpg


[解説]
(1)
seikou17k1.jpg
上から見た図よりMP:PR=3:6=1:2となります。
よってBRの長さは
4-(4.5-4)×2=3cm
となります。
seikou17k12k.jpg

また横から見た図よりXM:QR=MP:PR=1:2より
QR=4×2=8cm
となります。

(2)
Pが長方形の頂点ア、イ、ウ、エにあるときに注目します。
seikou17k32k.jpg

上から見た図より
アエ:ア'エ'=Mア:Mア'=3:9=1:3なのでア'エ'=1×3=3cm
イウ:イ'ウ'=Mイ:Mイ'=6:9=2:3なのでア'エ'=1×3÷2=3/2cm

横から見た図より
Rイ':XM=Rイ:イM=3:6=1:2なのでRイ'=4÷2=2cm
Rア':XM=Rア':アM=6:3=2:1なのでRア'=4×2=8cm

seikou17k33.jpg

図のような台形ア'エ'ウ'イ'のようになります。
面積は(3/2+3)×6÷2=13.5㎠となります。


seikou17k3.jpg
体積は
(台形を底面とした四角錐の体積)-(長方形を底面とした四角錐の体積)
=13.5×9÷3-1×3×4÷3
36.5㎤
となります。


聖光学院の問題は難易度が高かったり、複雑であることが多いです。
しっかり過去問で傾向を掴んで研究して、慣れておきましょう。
頑張ってください(畠田)
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慶應義塾中等部 算数 問題 解説&入試分析★2017年(H29年)

2017.06.05 18:48|入試問題分析(算数)
今回は慶應義塾中等部を取り上げたいと思います。

合格最低点は非公表ですが、問題の難易度はそれほど高くありません。
男子なら8割5分、女子なら9割を目標にしましょう。


大問1 (1)(2)計算問題です。しっかりあわせましょう。
(3)勝つ手の出し方は3通りで、勝つ人の決め方は4C2通りです。
(4)124-4=120と77-5=72の最大公約数になります。

大問2 (1)総距離÷総時間を計算するだけですね。
(2)基本的な食塩水の問題です、天秤法などを利用して解きましょう。
(3)次郎君が③持っていたとすると、太郎君は②+600円持っていたことになります。
(4)ニュートン算です。窓口1つで毎分何人さばけるか出しましょう。

大問3 (1)1回の切断ごとに正方形の面が2枚分増えます。
(2)周囲の長さが126cmより長方形の縦の長さを出すことができます。あとは色のついた部分を分けても,不要部分を引いてもOKです。
(3)三角形DBAと三角形DFEの2辺とその間の角が等しく,合同になります。
(4)円と円柱の側面2つと円錐の側面に分けて考えます。

大問4 (1)10分から13分までの三角形の面積になります。
(2)0から6分までの長方形と、10分から22分までの台形と、22分から33分までの長方形の面積を足します。

大問5 (1)おもりの体積を容器の底面積で割りましょう。
(2)容積から水とおもりの体積をひいて空の部分の体積を出しておいて20cmで割ると、三角形ABPの面積が得られます。

大問6 今回はこの問題を扱います。

大問7 (1)A=1,B=2の場合を考えるとC=4,D=9と決まります。
(2) D×ABCD=■■■■DよりD=0,1,5,6が考えられます。
D=0では、C×ABCD、B×ABCD、A×ABCDの1の位がいずれも0になるのでダメです。
D=1では、D×ABCDの答えが5けたにならないのでダメです。
D=5ではC×ABCD、B×ABCD、A×ABCDの1の位が0か5にしかならないのでダメです。
よって,D=6と決まります。
さらに,○×ABC6=■■■■○となる○は2、4、8の場合ですが,かけ算の答えが全て5桁になるにはA=8のときのみです。残りは「最も小さい」の条件より,B=2、C=4と決まります。


(問題)H29年 慶應義塾中等部 大問6
図のようなかけ算九九の表の中で、横に隣り合う3つの数を四角の枠で囲むとき、枠で囲まれた3つの数の和について考えます。例えば、図の四角の枠の場合は、3つの数の和は36+42+48=126です。ただし、かける数、かけられる数は枠では囲みません。次の[    ]に適当な数を入れなさい。
keiochu17m1.jpg
(1)和が24以下になる四角の枠は全部で[    ]個必要です。

(2)和が15でも27でも割り切れない四角の枠は全部で[    ]個です。



[解説]
(1)まず四角の枠は
(真ん中の数)-○,(真ん中の数),(真ん中の数)+○
でこの和は(真ん中の数)×3より真ん中の数が24÷3=8以下となるものを探します。

keiochu17k1k.jpg
図より8以下となる赤枠のマス目は12個。
よって対応する四角の枠は12個とわかります。


(2)四角の枠の数の和は(真ん中の数)×3より、(真ん中の数)が5でも9でも割り切れない時となります。
keiochu17k2k.jpg
このような真ん中のマスは図の黒い点線の枠において「5の横の行列と縦の列」「9の倍数の横の行」「横が3か6で縦が3か6の4つのマス目」で色分けされていない部分を数えて38個となります。
したがって対応する四角の枠の数は38個とわかります。


慶應中等部は問題は易しいですが、高得点の争いとなります。マス目を塗ってすぐに答えるなど整理の仕方を研究し差をつけましょう。がんばってください(畠田)
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渋谷教育学園幕張中学校 算数 問題 解説&入試分析★2017年(H29年)第1回

2017.05.24 18:13|入試問題分析(算数)
今回は渋谷教育学園幕張中学校の一次です。

2017年度は
受験者、男子1356人、女子598人、計1963人
合格者、男子543人、女子181人、計724人
倍率は2.7となっています。

各教科の平均点は(受験者平均点,合格者平均点)の順で
国語(55.0,62.7)
算数(41.4,53.8)
社会(26.5,31.2)
理科(32.0,41.0)
合格最低点が166/350

受験者平均と合格者平均を比べると、合否への影響は算数や理科の出来が高めに出たようです。


大問1 (1)90秒までのグラフで水が入る割合がわかります。
(2)63×70×60と(1)で求めた容積の差が切り取った直方体の体積になります。

大問2 (1)計算するだけなのであわせましょう。
(2)(出たサイコロの目)+1÷(前の値)=(次の値)より1÷(前の値)が1より小さいので、(今の値)-(出たサイコロの目)が1より小さくなることから出たサイコロの目がわかり、前の値が求まります。
(3)Fがもっとも大きくなるには、Eがもっとも小さくなるときです。Eがもっとも小さくなるには、Dがもっとも大きくなるときです。
その先も同様に考えて、サイコロの目が1,6,1,6,1,6と出たときが当てはまります。

大問3 (1)Eが1000円札で払うには,売り場に700円ないといけないのでEは4番目か5番目と決まります。下の図で,→移動をA・Bの購入,↓移動をC・Dの購入に対応させると,
shibumaku17k9.jpg
のように2通り考えられ,ABの順列が2通り,CDの順列が2通り,4人の並びに対してEの入れどころが2通りなので,
2×2×2×2=16通りとなります。

(2)
Dは3番目,Cは4番目か5番目となります。
ABEの順列が6通り,Cの位置が2通りなので,6×2=12通り
(3)
→移動をA・B・Eの購入,↓移動をC・Dの購入に対応させると,
shibumaku17k10.jpg
のように5通り考えられ,ABEの順列が6通り,CDの順列が2通りなので,5×6×2=60通りとなります。

大問4 (1)①△BAD=△DEF=△FGH=△HIC=[1]とおくと△GHI=[1]、△EFG=[3/2]、△ADE=[11/6]となります。
②FH:HC=△FGH:△HGC、BD:DC=△BAD:△DAC、DF:FC=△DEF:△FECを利用して求めます。
(2)△ABEと△BCAが合同なので,四角形AECBは等脚台形となり,ABとECは平行です(なお,AC=7cmです)。
また,△BCAと△CBDが合同なので,四角形BCDAも等脚台形となり,ADとBCも平行です。
よって,ADとECの交点をFとすると四角形ABCFが平行四辺形となり,
AF=BC=3cm,FC=AB=5cmです。
更に,△ADCと△ECDが合同なので,四角形AEDCも等脚台形となり,対角線の交点がFですから,
FD=FC=5cmで,AD=AF+FD=3+5=8cmとなります。

大問5 今回はこの問題を扱います。


大問1 大問2 大問4(1)をおさえて,大問3でどれだけとれるかの勝負でしょうか。

(問題)H29年 渋谷教育学園幕張中学校 第1回 大問5
図のような1辺の長さが8cmの立方体があり、上の面の正方形の各辺の真ん中の点をそれぞれ点A,B,C,D、下の面の正方形の各辺の真ん中の点をそれぞれ点E,F,G,Hとします。
shibumaku17m1.jpg
このとき、次の各問いに答えなさい。
ただし、角すいの体積は、(底面積)×(高さ)÷3で求められるものとします。

(1)この立方体を、4つの点A,D,F,Gを通る平面と、4つの点B,C,E,Hを通る平面とで同時に切ったとき、頂点Pを含む立体の体積は何㎤ですか。

(2)この立方体を、4つの点A,D,F,Gを通る平面と、2つの点E,Hと頂点Qを通る平面とで同時に切ったとき、点Bを含む立体の体積は何㎤ですか。

[解説]
(1)
sibumaku17k1.jpg
赤の断面と青の断面を描くと頂点Pを含む立体は緑のところになります。

shibumaku17k2k.jpg
図のように,青い直方体から赤い三角すい台2個を引きます。
三角錐とその切り落とす部分の相似比は2:1より体積比は8:1なので、引く部分の体積は
8×8÷2×8÷3×(8-1)÷8=448/3㎤
立方体の半分の体積は4×8×8=256㎤
よって求める体積は256-448/3=320/3㎤です。

(2)
shibumaku17k3.jpg
赤の断面と青の断面を描くと、緑の部分が点Bを含む立体になります。

shibumaku17k4.jpg
赤の三角錐2つと紫の六角錐の和と考えます。

shibumaku17k5.jpg
紫の六角錐は青の六角錐との体積の比が、底面の比と等しくなります。

shibumaku17k8.jpg
青の六角錐の体積は黒の立体(立方体の半分の体積)から赤の三角錐3つを取り除いて
8×8×8÷2-(4×4÷2×8÷3)×3=192㎤

次に青の六角形と紫の六角形の比を求めます。
shibumaku17k6k_20170523205152ed0.jpg

図のように(⑤-④):④=1:4から

shibumaku17k7k.jpg
青の六角形と紫の六角形の比は
(25×6):(25×3+9+1+9)=75:47

底面の比から紫の六角錐の体積は
192×47÷75=9024/75㎤
よって求める体積は赤の三角錐2個くわえて
9024/75+(4×4÷2×8÷3)×2
12224/75㎤となります。

渋幕の問題はかなり難しい問題も出ます。全て解かなければならないわけではないので、過去問演習を通じて、まずはどれくらいの問題量に着手するかの目安をしっかりと身につけましょう。頑張ってください(畠田)
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渋谷教育学園渋谷中学校 算数 問題 解説&入試分析★2017年(H29年)第1回

2017.05.15 18:11|入試問題分析(算数)
今回は渋谷教育学園渋谷中学校です。

第1回は受験者数は男子179名、女子262名、合計441名
合格者数は男子49名、女子66名、合計115名
倍率は男子3.65倍、女子3.97倍、全体で3.83倍
2017年第1回の入試合格最低点は300点満点中、男子181点・女子192点です。
例年より高くなっております。


大問1 (1)計算問題です。しっかりあわせましょう。
(2) 5で何回割り切れるかです、典型問題なので確実にあわせましょう。
(3)扇形ODFの面積と等しくなります。素早く解答したいです。
(4)A,F,Cを一つの塊Xで考えて、両端はX以外と言う条件があるので両端から決めていき数えます。
(5)△BPR=△CQR=①とすると、△APQ=△APR+△AQR=④+①=⑤,あとは△ABC:△APQ=(5×2):(4×1)=5:2を利用すれば△RBCの面積を求めることができます。
(6)3の倍数かつ5の倍数なので各桁の和が3の倍数である組み合わせを考えて、1の位が0か5の場合を考えます。

大問2 今回はこの問題を取り上げます。

大問3 (1)学生の人数を[1]とおくと団体割引が使えないので[1]は15以下
大人の人数は[2]人、子供の人数は[2/3]人未満
全員で53人より[1]+[2]+[2/3]>53から[1]>159/11より[1]は15以上
これで[1]=15で、大人30人、学生15人、子供8人と決まります。
(2)割引なしの金額は1000×30+800×15+500×8=46000円より①,②,③の合計金額は46000-4650=41350円、46000-4150=41850円、46000-2200=43800円
①は大人30人通常料金30000円を引くと学生割引き23人分の倍数にならないといけないので①は43800円と決まります。
②と③の差は大人割引料金と学生通常料金の10人分の差なので(41850-41350)÷10=50
より大人割引料金は800+50=850円か800-50=750円となりますが750円では子供の割引合計料金が通常の500×8=4000円を超えるので適当なのは850円とわかります。
(3)大人30人+学生5人が大人割引、学生10人+子供6人が学生割引、子供2人が子供通常料金のときとなります。

大問4 (1)切り口は四角形MNHFで等脚台形になります。
(2)BFと切り口との交点をI,MNの延長とABの延長の交点をJとし、△EFIと△BJIが2:1の相似であることを利用します。
(3)Aを含む方の立体は三角錐から頂点を2個切り落としたものであることを利用します。


(問題)H29 渋谷教育学園渋谷中学校 第1回 大問2
食塩水A,B,Cがあります。食塩水Aは濃さが6%で300gあり、食塩水Cは濃さが8%です。食塩水AとBにふくまれる食塩の量は同じで、食塩水BとCの食塩水BとCの食塩水の量は同じです。また、食塩水A,B,Cをすべて混ぜあわせた場合、濃さが7%の食塩水ができます。
次の問いに答えなさい。
(1)食塩水Bは何gですか。また、食塩水Bの濃さは何%ですか。

この食塩水A,B,Cを使って、濃さが7.4%の食塩水を500g作ります。
(2)食塩水Cをできるだけ多く使うとき、食塩水Aは何g使いますか。
(3)食塩水Cをできるだけ少なく使うとき、食塩水Aは何g使いますか。


(解答)
(1)AとBに含まれる食塩の量は300×0.06=18g、BとCの食塩水の量を[100]とすると、Cの食塩の量は[8]gとなります。
全て混ぜ合わせると食塩は18+18+[8]=36+[8]g
食塩水は300+[100]+[100]=300+[200]g
sibusibu17k1.jpg
これを食塩水300g、食塩36gである濃さ12%の食塩水Dと、食塩水[200]g、食塩[8]gである濃さ4%の食塩水Eを混ぜあわせたものと考えます。

sibusibu17k2k.jpg
(7-4):(12-7)=3:5からDを③g,Eを⑤gとおけて
③=300より①=100
よってEは⑤=500gとなります。
[200]=500よりBは[100]=250gとなります。
Bの食塩は18gより濃さ18÷250×100=7.2%とわかりました。


(2)Cを全て使えばよいので(Cの250g,8%の食塩水)+(残りの食塩水500-250=250g)=(500g,7.4%の食塩水)より
sibusibu17k3k.jpg
250:250=1:1から図の①=8-7.4=0.6とわかるので残りの食塩水の濃さは7.4-0.6=6.8%

(Aの6%の食塩水)+(Bの7.2%の食塩水)=(250g,6.8%の食塩水)から
sibusibu17k4k.jpg
(6.8-6):(7.2-6.8)=2:1より6%の食塩水を①g、7.2%の食塩水を②gとおけるので①+②=250gよりAの食塩水は①=250/3gとわかりました。


(3)Bを全て使えばよいので(Bの250g,7.2%の食塩水)+(残りの必要な食塩水500-250=250g)=(500g,7.4%の食塩水)より
sibusibu17k5k.jpg
250:500-250=1:1より図の①=7.4-7.2=0.2とわかるので残りの食塩水250gの濃さは7.4+0.2=7.6%となればよくなります。

(Aの6%の食塩水)+(Cの8%の食塩水)=(250g,7.6%の食塩水)から
sibusibu17k6k.jpg
7.6-6:8-7.6=4:1から6%の食塩水①g、8%の食塩水④gとおけるから①+④=250より①=50gでAの食塩水50gと求められます。


渋渋の問題は複雑で大変なものも多いですが、整理の仕方に意識を置いて練習し,身につけていくことで差をつけることができます。頑張ってください。(畠田)
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フェリス女学院中学校 算数 問題 解説&入試分析★2017年(H29年)

2017.05.05 13:48|入試問題分析(算数)
今回はフェリス女学院を取り上げます。
2017年度の受験者数は412人で合格者200人、倍率は2.06倍です。

合格者平均点は
国語:69/100
算数:46/100
社会:38/60
理科:38/60

と算数が低いので,取ることができれば他の受験生に大きな差をつけることができます。

各問題を見ていくと

大問1 小問集です。
(1)計算問題です。しっかりあわせましょう。
(2)30°問題です。
(3)A=①とB+C=②よりA+B+C=③,B=[1]とA+C=[3]よりA+B+C=[4]。あとは③=[4]で比合わせです。
(4)①12周期になります。②周期がいくつ入るか考えて、残りを忘れず足しましょう。
(5)1/イ - 1/101 = 1/ア と変形すれば、「分母が隣り合う単位分数の差は単位分数になる」ことが利用できますね。(イ)=100とすれば(ア)=10100と決まります。
101が素数なのでこれ以外にはないのですが,なかなか試験中にこれ以外に答えはないと自信をもって書ける子は少ないんじゃないでしょうか。
大問2 (1)速さの比=進んだ距離の比を利用します。
(2)△ABC:△BPD=(AC×AB):(BP×AD)を利用してBPを求めます。
(3)△ABC:△AQD=(AC×CB):(AD×CQ)を利用したりなどしてCQを求めます。

大問3 (1)原価を④とすると、定価は⑤で、④÷⑤=0.8より20%値引きとわかります。
(2)はじめの売値10個分は⑤×10=㊿、これを原価で割って㊿÷④=12.5より12個まで、つまり、あと2個まで増やすことができます。
(3)1セットの売値は⑤×18×0.94、原価は④×20。この差が利益になりますので、原価で割って利益率を求めましょう。

大問4 (1)三角形FBEとそれに内接する円Oに注目しましょう。円と各辺の接点を中心Oと結び,さらにF・B・Eと中心Oを結ぶと合同な三角形が3組(計6個)現れます。つまり、求める角(あ)は(360-90)÷2=135°とわかります。
(2)(斜線部と120°の扇形を合わせた面積)×2倍+(正方形)です。
(3)(三角形BEFの面積)=(内接円の半径)×(三角形BEFの周の長さ)÷2から出すことができます。

大問5 今回はこの問題をとりあげます。

大問1(1)(2)(4)大問2(1)(2)(3)大問3(1)(2)(3)あたりを取って、合格者平均を確保したいですね。


(問題)H29年 フェリス女学院中学校 第5問
図1のように、体積が1㎤の立方体をすきまなく55個積み重ねてできる立体があります。また、1辺の長さが5cmより長い立方体の水そうに水面の高さが2.5cmまで水が入っています。この水そうに、この立体をゆっくり入れます。
次の問いに答えなさい。
feri17m1.jpg

(1)この立体の、面積が25㎠の面が水そうの底に重なるように入れると、水そうの底からの水面の高さが3.5cmになりました。水そうの底の面積は何㎠ですか。

(2)この立体を図2のようにたおし、面積が15㎠の面が水そうの底に重なるように入れると、水そうの底からの水面の高さは何cmになりますか。

feri17m2.jpg

[解説]
(1)立体の断面積は下から順に
25㎠,16㎠,9㎠,4㎠,1㎠
となっています。
feri17k1k.jpg
立体を入れると水面の高さが2.5cmから3.5cmになったので,
(赤の部分の体積)(緑の部分の体積)(青の部分の体積)(緑の部分の体積)=25+16+9+4×0.5=52㎤となります。
よって,水そうの底面積は52÷1=52㎠とわかります。


(2)
(1)から水の体積は52×2.5=130㎤です。
立体の断面積は下から順に
15㎠,14㎠,12㎠,9㎠,5㎠
です。
ということは立体を入れたときの水そうの断面積は下から順に
52-15=37㎠,52-14=38㎠,52-12=40㎠,52-9=43㎠,52-5=47㎠となります。
feri17k2k.jpg
下から3つ目の青い直方体まで入ると,水の体積は
37+38+40=115㎤なので,
4つ目の青い直方体に130-115=15㎤の水が入ります(図の赤い部分)。
赤い部分の高さは15÷43=15/43cmですから,
3と15/43cmが答えとなります。


フェリス女学院では、ところどころに難易度の高い問題や数学的な問題が出題されます。
が、全ての問題がきついわけではないので、過去問演習などを通じてどの程度の問題を取れればよいのかをしっかりと見極め、取りこぼしをしなければ、他の子と差をつけることが出来るはずです。
がんばってください。(畠田)
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