fc2ブログ

第4回 算数オリンピック‐キッズBEE ファイナル 寸評

2012.07.04 17:03|受験情報
先日行われました,「算数オリンピック‐キッズBEE ファイナル」の解答速報が
公式HPにも掲載されましたので,寸評などを載せてみたいと思います。
※☆は難易度です。

もんだい1☆☆
 マスに数字を入れていく問題。ぱっと見のボリュームにぎょっとした人が多いかもしれませんが,
 解き始めてみると,あっさりと全部埋まってしまいます。スタートの問題として気分よく解けました。
もんだい2☆☆☆
 問題文を整理する習慣が普段からついていないと手も足も出ない問題ですね。算数が得意な子が
 ほとんどでしょうから,それぞれに整理することはできると思います。ひっかかりどころは問題文の
 読み落とし。「次のことがわかっています」と問題文にあれば,その次のことだけに目が行きがちですが,
 実はその前に大事なことが書かれているので,問題は普段から飛ばし読みせずに,注意深く読みましょう。
もんだい3☆☆
 実は【とい2】を先に解いてしまって,それと問題に書かれている例の考え方を組み合わせれば
 問1の答えが出てしまいました。【とい1】ではまった子はちょっとかわいそうかも…
もんだい4☆☆☆
 サイコロの表面に出ている目の和の問題。接着されるところの目が減るということに気付けるかがカギ。
 よくある考え方なんですが,表面の目で見えてないところがあったりするので,平常心で取り組めた子は
 そう多くないかも?見直しも効きにくいですしね。
もんだい5☆☆
 同じような問題を見たことがあるかどうかで差がついたかもしれませんね。見たことがあれば,☆1個半
 くらいのレベルの問題です。☆2個半位の感覚ですが,勘である程度絞れそうなので☆3個にはしませんでした。
もんだい6☆☆☆
 【とい1】はていねいにやればそれほど難しくありませんが,【とい2】がなかなか面倒だったと思います。
 ただし,2通り考えられますと明示されているので,全パターンの洗い出しができなくても正解してしまった
 という子は結構いたんじゃないかと思われます。

全体的には,去年までの問題よりやや簡単だったかなという印象です。
去年までだと,これはきつすぎるだろうというのがあったのですが,今年はそういう問題が見当たりませんでした。
問題間のバランスを取ろうと考えて出題されたのかもしれませんが,さて,結果発表を待ちましょう…
スポンサーサイト



テーマ:中学受験
ジャンル:学校・教育

←数理教育研究会へのHPはこちら
※お電話・お問い合わせフォームでのご連絡、お待ちしております。
    

第4回 算数オリンピック‐キッズBEE トライアル 寸評

2012.05.24 19:58|受験情報
先日行われました,「算数オリンピック‐キッズBEE トライアル」の解答速報が
公式HPにも掲載されましたので,寸評などを載せてみたいと思います。
※☆は難易度です。

もんだい1☆☆
 正三角形をていねいに数え上げていく問題です。
 難易度はそれほどでもないのですが,【とい2】では(例)と同じ大きさの正三角形だけ数えてしまう
 ミスが結構あったのではないでしょうか。
もんだい2☆☆☆
 円柱にテープを巻いたときにどのように見えるかという問題です。
 こういう問題で直感で選べる子は強いですね。
 難易度は☆3つにしていますが,3択なので,正解率は高く出ます。(笑)
もんだい3
 これは簡単。9種類の文字が出てきていたので,問題を解くときにほっとした子も多いでしょう。
もんだい4☆☆☆
 よくある天秤の図に風船を持ち出しました。良い問題だと思います。
 マイナスの概念を低学年の子にもわかりやすく取り入れています。
もんだい5☆☆☆
 積み木を組み立てる問題ですが,部分点を取りに行きやすい問題でした。全部合わなくても,
 「分かるところだけでも解く!」という気で挑むことが大切ですね。
もんだい6☆☆
 14番から27番の生徒が何人いて,どこに座っているのかに注目すればいいのですが, 
 【とい1】がとけなければ,【とい2】もできないでしょうから,ミスが無いかを残った時間で
 しっかりと確認してもらいたい問題です。数十人なら見直しのために頑張って全部書きましょう。
もんだい7☆☆
 この手の問題に触れたことがあれば,簡単だったのではないでしょうか。予想が外れたのがAということは,
 ほとんどの子が最初に試すであろうと考えられますので,正解率も高いと予想されます。
 (逆に,予想が外れたのがEだったりしたら,気持ちが折れる子が出てきますね(^^;)
もんだい8☆☆☆
 ていねいに消しこみの作業(脇に1~20の番号を書いて,使ったボールを消しこんでいく)を行えば,
 それほど迷うところはなかったのではないでしょうか。あとは,文章を流し読みして,
 「下から重い順」というキーワードを読み落としたりしていないかというところでしょう。

全体的には,手も足も出ない難問というものは無かったかと思います。
ベースになる学力に加えて,見直しがきちんとできるか,問題文を注意深く読めるか,気持ちが折れてしまわないか,
など,普段からの勉強に向かう姿勢が大切ですね。

テーマ:中学受験
ジャンル:学校・教育

←数理教育研究会へのHPはこちら
※お電話・お問い合わせフォームでのご連絡、お待ちしております。
    
| 2023.12 |
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
ご案内


数理教育研究会のHPはこちら↑
※お電話・お問い合わせフォームでのご連絡、お待ちしております。

プロフィール

エデュパスタッフ

Author:エデュパスタッフ
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

QRコード

QR

ページトップへ