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2010 入試分析 理科 甲陽学院中

2010.03.17 12:56|入試問題分析(理科)
2010 入試分析 理科 甲陽学院中学校 

甲陽学院中の理科といえば「化学」です。
小学校で勉強する化学の知識とその知識を応用する力がないと甲陽の化学を解ききる事は難しい。

そして何よりも「記述の多さ!!」日頃から記述の問題に対しては「必要な言葉を使って簡単にまとめる」記述の訓練を行うようにしよう。

今回は2010年度の甲陽学院中学校の理科大問2の問1~問3の解説を行いたいと思います。問題自体は難しくありませんが解説の知識についてはしっかり覚えておいたほうが…(元々知っていれば問題なしです)

(問題)次にあげる水溶液について実験しました。下の問いに答えなさい。
①食塩水 ② 石灰水 ③ 塩酸 ④ アンモニア水 ⑤ デンプン水よう液 ⑥ 水酸化ナトリウム水よう液
問1加熱をさせ蒸発させました。そのとき、においのある気体を発生するのはどれですか。すべて選び番号で答えなさい。
問2ペットボトルに水を半分ほど入れ、二酸化炭素をふきこみ、ふたをしてよくふりました。
(1)どのような変化が見られますか。簡単に答えなさい。また、この実験を真夏に行ったときと真冬に行ったときとではどちらの方が大きな変化が見られますか。解答らんの正しい方に○をつけなさい。
(2)このペットボトルの液は何と呼ばれる液になっていますか。漢字3字で答えなさい。
(3)このペットボトルの液と①~⑥のそれぞれの水溶液を静かに混ぜたとき、見かけ上の変化は見られないが、水よう液内では変化が起きているのはどれですか。すべて選び番号で答えなさい。
問3 ①~⑥の水溶液が入ったビンがありますが、名前が書かれていません。この中からデンプン水よう液のビンを決定するためにはどうすればよいですか。その方法と、でんぷん水よう液で得られる結果を答えなさい。


(解説)
問1 ①~⑥の水溶液のうち塩酸とアンモニア水以外は固体が水に溶けてできた水溶液です。したがって,加熱しても水だけが蒸発します。塩化水素(気体・刺激臭)が水に溶けてできた塩酸,アンモニア(気体・刺激臭)が水に溶けてできたアンモニア水をそれぞれ加熱すると,塩化水素,アンモニアが溶液中から水蒸気とともに出てきます。したがって,答えは③と④
問2 (1) 二酸化炭素は水に少し溶けます。したがってペットボトル中の二酸化炭素が水に溶けますので,ペットボトル内の気体の体積が減り(気圧が下がり),ペットボトルは凹みます。一般に気体の水への溶けやすさは水温が低いほうがよく溶けます。したがって気温の低いの方が水温が低くなるのでペットボトルは大きく凹むことになります。
 ※固体物質の水への溶け方…一般に水温が高い方が溶解度は大きくなりますが,例外もあります。例えば,消石灰(水酸化カルシウム)は白色固体で水に溶けると「石灰水」と呼ばれる水溶液になりますが,水温が高いほど溶解度は小さくなります。 
 (2) 水に二酸化炭素が溶けた水溶液を炭酸水といいます。
 (3) 炭酸水は酸性の水溶液で酸とアルカリの水溶液を混ぜ合わすと中和反応が起こります。①~⑥の水溶液の中でアルカリ性の水溶液は石灰水とアンモニア水と水酸化ナトリウム水溶液です。これらが炭酸水と中和反応を起こすと…   
    炭酸水+石灰水 →水+炭酸カルシウム(水に溶けない→白いにごり)
    炭酸水+アンモニア水→水+炭酸アンモニウム(水に溶ける)
    炭酸水+水酸化ナトリウム水溶液→水+炭酸ナトリウム(水に溶ける)
といった中和反応が起こります。したがって,炭酸水と見かけ上の変化が見られない中和反応をする水溶液を選べばよいので,答えは④と⑥

問3 ①~⑥の中からでんぷんを検出するためには,ヨウ素液を加えるとでんぷんのみ青紫色に変化します。
(別解) でんぷんのみが炭素を含む物質であるので水溶液を加熱すると黒い物質が残ります

それにしても化学はまずは知識ですね。たくさんの正しい化学の知識を知っておくことは受験勉強のためのみならず,先々役立つことが多々あります。
頭の柔らかい今のうちからたくさんの正しい化学の知識を知っておこう!!!

次回は問4の解説を行いまーす。(^^)
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