第4回 ジュニア算数オリンピック トライアル 寸評
2012.05.28 18:06|算数雑談|
「算数オリンピック‐キッズBEE トライアル」の寸評に引き続きまして,
「ジュニア算数オリンピック トライアル」の寸評です。
※☆は難易度です。
問題1☆
2012がABCの9倍よりも少し大きいというところに気がつけば,覆面算形式にしなくても
解けますが,覆面算でゴリゴリ解いても大して難しくはないですね。
問題2☆☆☆
なかなか面白い問題です。不等式を2つ作って,○×15でそろえ,当てはめていくと解けますが,
不等式から範囲を導き出すというのはハードルが高いですね。
ゴソゴソやってるうちにできちゃったということもあるでしょうが,運が悪いと残り時間が…(^^;
問題3☆☆
これは中学受験用の塾に通っている生徒には有利だったかもしれません。よく目にする,差に注目する
問題です。素因数分解を利用して素早く対処しましょう。昭和1年を忘れないように!
問題4☆☆☆
解ける子は時間もかからずすっと解けてしまうが,はまるとかなりきつかったのではないでしょうか。
4隅の和×101+求める合計×10=1725の式に,36をどう割り振るかということに気付けばあっという間ですね。
問題5☆☆
文章が長いので,いやー!!って思ってしまいますが,書かれていることを順に整理していくと
意外に簡単。☆1つでもいいくらいかも。食わず嫌いはダメですよ。
問題6☆☆☆☆
4通りと書いてあるところが良心か…
101×ア×イ+10×(ア×ア+イ×イ)=回文数
からしぼれますが,ジュニアでこれを求めるのは厳しそう。
問題7☆☆☆☆
1×3の盤の置き方⇒2×3の盤の置き方⇒3×3の盤の置き方と発展させていくのがよいかと思います。
計算の工夫ができるところはしっかりと工夫しましょう。
あとは問題文に惑わされないように。わざわざ書いてある最後の注意書きで,別々に数えるべきところを
同じものとしてカウントしてしまう人が出てきそうです。
問題8☆☆
問題6,7の後に8の難易度がガクンと下がりました。ていねいに書き出せばよいでしょう。
場合分けは3辺を通って帰る場合と,4辺を通って帰る場合。油断すると前者を忘れますよ!
問題9☆☆☆
今回,一番頭を悩ませた問題です。問題の意味が取れれば,6番7番よりも難易度は低いのですが,
(2)の問題の意味が取りにくいのです…初めに書いた「1」を1番目の数とするのが普通の感覚だと思うのですが,
わざわざ但し書きがされているのでそちらの数え方にするのか?でもこちらでは~番目に「つけたす」数字
と書かれているので,何番目の数という聞かれ方とは違いそうだし…
問題の本質と違うところで悩まされた問題でした。(><
問題10☆☆☆☆
「2つの三角形の面積が等しい⇒高さが等しい」ということに考えが到った人はたくさんいると思いますが,
「じゃあ,その高さを実際に図の中に書き込んでみよう」と行動におこせたかどうかが分岐点です。
書くと平行四辺形が浮かび上がってきたのではないでしょうか。
今回のトライアルは,いかに前半をスムーズにこなして,後半に時間を回せたかで点数の差が出たのではないでしょうか。
普段から,単に正解したかどうかだけではなく,もっといいやり方がないかということを意識しながら取り組むことが
大切ですね。
「ジュニア算数オリンピック トライアル」の寸評です。
※☆は難易度です。
問題1☆
2012がABCの9倍よりも少し大きいというところに気がつけば,覆面算形式にしなくても
解けますが,覆面算でゴリゴリ解いても大して難しくはないですね。
問題2☆☆☆
なかなか面白い問題です。不等式を2つ作って,○×15でそろえ,当てはめていくと解けますが,
不等式から範囲を導き出すというのはハードルが高いですね。
ゴソゴソやってるうちにできちゃったということもあるでしょうが,運が悪いと残り時間が…(^^;
問題3☆☆
これは中学受験用の塾に通っている生徒には有利だったかもしれません。よく目にする,差に注目する
問題です。素因数分解を利用して素早く対処しましょう。昭和1年を忘れないように!
問題4☆☆☆
解ける子は時間もかからずすっと解けてしまうが,はまるとかなりきつかったのではないでしょうか。
4隅の和×101+求める合計×10=1725の式に,36をどう割り振るかということに気付けばあっという間ですね。
問題5☆☆
文章が長いので,いやー!!って思ってしまいますが,書かれていることを順に整理していくと
意外に簡単。☆1つでもいいくらいかも。食わず嫌いはダメですよ。
問題6☆☆☆☆
4通りと書いてあるところが良心か…
101×ア×イ+10×(ア×ア+イ×イ)=回文数
からしぼれますが,ジュニアでこれを求めるのは厳しそう。
問題7☆☆☆☆
1×3の盤の置き方⇒2×3の盤の置き方⇒3×3の盤の置き方と発展させていくのがよいかと思います。
計算の工夫ができるところはしっかりと工夫しましょう。
あとは問題文に惑わされないように。わざわざ書いてある最後の注意書きで,別々に数えるべきところを
同じものとしてカウントしてしまう人が出てきそうです。
問題8☆☆
問題6,7の後に8の難易度がガクンと下がりました。ていねいに書き出せばよいでしょう。
場合分けは3辺を通って帰る場合と,4辺を通って帰る場合。油断すると前者を忘れますよ!
問題9☆☆☆
今回,一番頭を悩ませた問題です。問題の意味が取れれば,6番7番よりも難易度は低いのですが,
(2)の問題の意味が取りにくいのです…初めに書いた「1」を1番目の数とするのが普通の感覚だと思うのですが,
わざわざ但し書きがされているのでそちらの数え方にするのか?でもこちらでは~番目に「つけたす」数字
と書かれているので,何番目の数という聞かれ方とは違いそうだし…
問題の本質と違うところで悩まされた問題でした。(><
問題10☆☆☆☆
「2つの三角形の面積が等しい⇒高さが等しい」ということに考えが到った人はたくさんいると思いますが,
「じゃあ,その高さを実際に図の中に書き込んでみよう」と行動におこせたかどうかが分岐点です。
書くと平行四辺形が浮かび上がってきたのではないでしょうか。
今回のトライアルは,いかに前半をスムーズにこなして,後半に時間を回せたかで点数の差が出たのではないでしょうか。
普段から,単に正解したかどうかだけではなく,もっといいやり方がないかということを意識しながら取り組むことが
大切ですね。
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