3乗の和
2012.06.20 16:09|マメ知識集|
以前,道幸先生が2乗の和の記事を書いておられましたので,今回は3乗の和の記事を。
1×1×1+2×2×2+…+9×9×9を簡単に計算する方法を考えてみましょう。
そのまえに,皆さん,九九の表はご存知ですよね。

この九九の表に出てくる数字の和は,
(1+2+3+4+5+6+7+8+9)×(1+2+3+4+5+6+7+8+9)=2025
となっています。
一方,1×1×1+2×2×2+…+9×9×9を計算すると,
1+8+27+64+125+216+343+512+729=2025
となります。
では,なぜこれが一致するのかを考えてみましょう。
九九の表でわざとL字型に色分けをしていますが,それぞれ同じ色のところを合計すると,3乗の計算結果になります。
例えば,5+10+15+20+25+5+10+15+20=(5+20)+(10+15)+(15+10)+(20+5)+25=25×5=125となり,
5×5×5=125です。
L字の角の所は□×□になっており,それ以外の2直線のところを組み合わせると□×□と同じ値が□-1組作れるので,
これらを合わせると□×□×□となります。
よって,1×1×1+2×2×2+…+100×100×100だったら,
(1+2+…+100)×(1+2+…+100)=5050×5050=25502500
という風に計算することができます。
そのまま計算するよりは,かなり楽になったでしょ?
(池)
1×1×1+2×2×2+…+9×9×9を簡単に計算する方法を考えてみましょう。
そのまえに,皆さん,九九の表はご存知ですよね。

この九九の表に出てくる数字の和は,
(1+2+3+4+5+6+7+8+9)×(1+2+3+4+5+6+7+8+9)=2025
となっています。
一方,1×1×1+2×2×2+…+9×9×9を計算すると,
1+8+27+64+125+216+343+512+729=2025
となります。
では,なぜこれが一致するのかを考えてみましょう。
九九の表でわざとL字型に色分けをしていますが,それぞれ同じ色のところを合計すると,3乗の計算結果になります。
例えば,5+10+15+20+25+5+10+15+20=(5+20)+(10+15)+(15+10)+(20+5)+25=25×5=125となり,
5×5×5=125です。
L字の角の所は□×□になっており,それ以外の2直線のところを組み合わせると□×□と同じ値が□-1組作れるので,
これらを合わせると□×□×□となります。
よって,1×1×1+2×2×2+…+100×100×100だったら,
(1+2+…+100)×(1+2+…+100)=5050×5050=25502500
という風に計算することができます。
そのまま計算するよりは,かなり楽になったでしょ?
(池)
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