H22年度入試問題分析(神戸女学院中・算数)Part1
2010.03.30 21:16|入試問題分析(算数)|
それでは,今日から神戸女学院中(以下「神女」と略させていただきます)の算数の入試分析にいきたいと思います。
今年の神女の算数ですが,関西弁で一言でいうなら「ややこしい」!(標準語で「込み入っている」,「複雑である」の意)。
神女の算数については,過去問に同様の問題があるような,いわゆる「神女の典型題」ともいえる問題が例年数題出ており,そういった「典型題」に慣れることが必須といえます。
しかし,今年の神女の入試は,一見典型題に見えても,解いてみると処理するのが「ややこしい」問題であったり,問題文の表現自体が「ややこしい」問題であったりで,典型題に慣れていた生徒でも相当戸惑ったのではないかと思われます。問題の見極めをしっかりとし,時間配分ができたかどうかが大きな勝負の分かれ目になったと言えるでしょう。
その「ややこしい」問題の一つがこれ。
1番
40人のクラスで問題数5問のテストを行いました。1問20点,部分点なし(正答20点,誤答0点)で採点したとき,それぞれの問題を間違えた生徒の人数は下の表のようになりました。また,得点が20点の生徒は3人,80点の生徒は5人いました。得点が60点の生徒の人数を求めなさい。
問1 0人
問2 10人
問3 20人
問4 20人
問5 40人
この問題が1番ということで,いきなり面食らった受験生も相当いたのではないかと思います。
表より,問1は全員正解,問5は全員不正解なので,0点,100点はいなかったことがわかります。
つまり,この問題は,40点の生徒と60点の生徒の合計人数と合計点数さえわかれば,あとはただのつるかめ算になるわけです。でも,相当「ややこしい」問題ですよね…。
ちなみに,合計人数は,40-(3+5)=32(人)で,
合計点数は,20×{(40-0)+(40-10)+(40-20)+(40-20)+(40-40)}-(20×3+80×5)=1740(点)ですので,60点の生徒の人数は,
(1740-40×32)÷(60-40)=23(人)です。
ふぅ…。
しかし,もっともっと「ややこしい」問題があるのです…。
今年の神女の算数ですが,関西弁で一言でいうなら「ややこしい」!(標準語で「込み入っている」,「複雑である」の意)。
神女の算数については,過去問に同様の問題があるような,いわゆる「神女の典型題」ともいえる問題が例年数題出ており,そういった「典型題」に慣れることが必須といえます。
しかし,今年の神女の入試は,一見典型題に見えても,解いてみると処理するのが「ややこしい」問題であったり,問題文の表現自体が「ややこしい」問題であったりで,典型題に慣れていた生徒でも相当戸惑ったのではないかと思われます。問題の見極めをしっかりとし,時間配分ができたかどうかが大きな勝負の分かれ目になったと言えるでしょう。
その「ややこしい」問題の一つがこれ。
1番
40人のクラスで問題数5問のテストを行いました。1問20点,部分点なし(正答20点,誤答0点)で採点したとき,それぞれの問題を間違えた生徒の人数は下の表のようになりました。また,得点が20点の生徒は3人,80点の生徒は5人いました。得点が60点の生徒の人数を求めなさい。
問1 0人
問2 10人
問3 20人
問4 20人
問5 40人
この問題が1番ということで,いきなり面食らった受験生も相当いたのではないかと思います。
表より,問1は全員正解,問5は全員不正解なので,0点,100点はいなかったことがわかります。
つまり,この問題は,40点の生徒と60点の生徒の合計人数と合計点数さえわかれば,あとはただのつるかめ算になるわけです。でも,相当「ややこしい」問題ですよね…。
ちなみに,合計人数は,40-(3+5)=32(人)で,
合計点数は,20×{(40-0)+(40-10)+(40-20)+(40-20)+(40-40)}-(20×3+80×5)=1740(点)ですので,60点の生徒の人数は,
(1740-40×32)÷(60-40)=23(人)です。
ふぅ…。
しかし,もっともっと「ややこしい」問題があるのです…。
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