H22年度 入試分析 理科 神戸女学院中等部

2010.04.06 15:22|入試問題分析(理科)
H22年度 神戸女学院中等部 理科 

今回は神戸女学院中の入試問題の解説を行います。
女の子が全体的に苦手意識の強い溶解度計算の問題です。
少々面倒くさい数字を取り扱わなければならない問題ですが,そのような問題こそ,実験内容をしっかりと簡単にまとめる作業をしなくてはなりません。そのような作業を行う習慣さえつければ,必ず正解に辿り着けるはずです。
では,始めましょう!!

(問題)H22年度 大問7番
答えの数字が割り切れない場合には,四捨五入により小数第1位まで答えなさい。
[Ⅰ]ホウ酸,ミョウバン,食塩水を水にとかす実験をしました。下の表は,それぞれの温度でホウ酸,ミョウバン,食塩水が水100gにとける重さを表しています。

神女理科表

実験ア~エを参考にして,上の表の(1)~(4)にあてはまる数字を答えなさい。
(実験ア) 20℃の水10gに1.5gのミョウバンをとかしたところ,ミョウバンはビーカーの底にとけずに残りました。うわずみ液を取り出して調べると,そのこさは5.57%でした。
(実験イ) ホウ酸15gに80℃の水50gを加えた後ろ過し,ろ紙の上に残ったものをかんそうさせてその重さを調べたところ,3.2gでした。
(実験ウ) 60℃の水20gに10gの食塩をとかしたところ,食塩はビーカーの底にとけずに残っていました。うわずみ液20gを取り出して水を完全に蒸発させたところ,5.62gの食塩が残っていました。
(実験エ) ホウ酸1.78gを完全にとかすには40℃の水20gが必要でした。

(解説)
 ・実験アより(3)の答えがわかります。
  20℃の飽和ミョウバン水の濃さは5.57%なので,(3)g=100g×5.57/94.43=5.89…g≒5.9g
 ・実験イより(2)の答えがわかります。
  80℃の水50gにホウ酸が15g-3.2g=11.8gまでとけるので,(2)g=11.8g×100g/50g=23.6gまでとけます。
 ・実験ウより(4)の答えがわかります。
  60℃の上澄み液20gは飽和食塩水となおり,その中に食塩が5.62gとけているので(4)g=5.62g×100g/14.38g=39.08…g≒39.1g
 ・実験エより(3)の答えがわかります。
  40℃の水20gにホウ酸は1.78gまでとけるので(1)g=1.78g×100g/20g=8.9g

この難易度の問題は難しい訳ではありませんが,問題の読み間違いや思い込みが命取りになっちゃいます。
問題はすみからすみまで読むように気をつけましょう!!

と,偉そうに言いながら,僕も問題の読み間違いはよくしてしまいます(汗)
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