早稲田実業中学 理科 各問寸評★2015(H27)

2015.06.21 10:40|入試問題分析(理科)
こんにちは。今日は早稲田実業中学校の理科の寸評です。

第1問 地学 台風
(1)初っ端からちょいムズ。問題文にあるように「台風が通る可能性」のある地域を考えなくてはいけません。
・台風は海水からエネルギーを受け取り、上陸して山脈などにぶつかったときにエネルギーを失います。
よって、大陸内部にある(ア)ブータン、(エ)モンゴルは除かれます。
・また北半球で発生した台風と南半球の国は無関係なので、オーストラリアの横にある(イ)ニュージーランドも除かれます。
残った(ウ)アメリカが答えですね。
(2)台風:北西太平洋や南シナ海(赤道以北、東経180°以西~100°以東)に存在する熱帯低気圧のうち、
      中心付近の最大風速が毎秒17.2m(風力8)以上のものをを指す
という定義があるので、答えは(ウ)です。
(3)台風の目は、台風の中心にできる雲のない部分で、①風は穏やか②雨はほぼ降らない③青空が見えることもある
という特徴があります。よって答えは(ア)です。
(4)北半球での低気圧(台風を含む)に対する風の吹き込み方は反時計回りで、上昇気流を作ります。答えは(ア)。
(5)日本から見て、(ア)シベリア気団は北西、(イ)小笠原気団は南東、(ウ)揚子江気団は南西(エ)オホーツク海気団は
北東に位置します。台風の進路は、(イ)の気団のふちをなぞるようなカーブを描きます。

第2問は次回の記事で解説します。

第3問
〔Ⅰ〕生物 植物の蒸散
問1、2 塩化コバルト紙は水分を吸うと青からピンクに変色するので、問1、問2の答えはともに(エ)です。
問3 「葉の表と裏のどちらが水分が多いか(=気孔が多く、蒸散がさかんに行われているか)」です。
裏が多いので、答えは(ア)。
〔Ⅱ〕生物 昆虫 
問4 チョウやガの仲間は基本的に4回脱皮するものが多く、カイコも4回が正解です。
ただし、シジミチョウ=3回、セセリチョウ=12回のようなものがいたり、環境によって回数が変わることもあります。
問5 モンシロチョウは幼虫のときは単眼のみですが、成虫になると複眼のみになります。よって、答えは(エ)です。
が、今回は当てはまるものから消していき、正解できるようにもしておいてほしいですね。
問6 完全変態…アリ、カ、カブトムシ、ハエ    不完全変態…カマキリ、コオロギ、セミ、トンボ、ナナフシ、バッタ
なので答えは(ウ)です。ナナフシは不完全変態ですが、ナナフシ以外をしっかり覚えておけば5か6が正解とわかりますよね。
〔Ⅲ〕生物 ヒトの体 
問7 基本問題ですね、必ず取りましょう。
全身⇒大静脈⇒右心房⇒右心室⇒肺動脈①⇒肺⇒肺静脈②⇒左心房⇒左心室⇒大動脈⇒全身
①を通る血液が二酸化炭素を最も多く含み、②を通る血液が酸素を最も多く含みます。
問8 肝臓の役割として「①胆汁を作る②栄養を蓄える③有毒なものを分解する」というものがあります。
赤血球は骨髄でつくられるので答えは(ア)です。
問9 虹彩は明るさに応じて大きさを変え、瞳孔から入る光の量を調節するものです。
瞳孔を経由して目に入った光は網膜上に像を結びます。また、近くを見るときはレンズが厚くなりますので、答えは(ウ)です。
〔Ⅳ〕生物 小さな生物、物理 熱量
問10 (自分で光合成できる/単細胞生物である/自分では動き回れない)の順に、
ミジンコ(×/×/×)
ボルボックス(○/×/×)
ゾウリムシ(×/○/×)
ミドリムシ(○/○/×)
ですので、式は{(2÷2+6×2)-3}×0となり、答えは0です。
☆=0だけあっていれば正解してしまうって,問題としてどうなんでしょう…(^^;
問11 0℃の氷50g-A→0℃の水50g-B→26.6℃の水50g と変化するのに必要な熱量(A+B)と、
53℃の水200g-C→26.6℃の水200g と変化するのに奪われた熱量(C)が釣り合っていることに気づかねばなりません。
Bが(26.6-0)×50=1330カロリー、Cが(53-26.6)×200=5280カロリーですので、Aは5280-1330=3950カロリー、
50gの氷がとけるのにこれだけの熱量が必要ですので、1gだと3950÷50=79カロリー必要です。

早稲田実業中の理科の入試問題では知識問題が多く出題されます。大半はしっかり覚えていれば答えられるので、
まずは暗記しないといけない事項をしっかりとクリアしておきましょう。
その上で、第2問のような思考力を要する計算問題にも時間を費やせる状態に持っていければ鬼に金棒ですね(^^)V
(和)
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