H22年度 入試分析 理科 女子学院中学校
2010.05.20 19:49|入試問題分析(理科)|
H22 女子学院中学校
今回の理科の入試分析も女子学院中学校の問題を取り扱いたいと思います。
では,さっそく始めましょう!!
(問題)ある場所にいる昆虫の数を調べたいときに,そこにいるすべての昆虫の数を数えることは難しい場合が多い。そのようなとき用いる次のような方法がある。まず,昆虫をつかまえ,すべてに印をつけて放す。印はとれたり,つけたことによって昆虫が弱ったり見つかりやすくなったりしないものにする。数日後,同じ場所でもう一度昆虫をつかまえる。そのとき捕まえた昆虫の数と,その中の印がついた昆虫の数を調べる。この2つの数の比は,昆虫全部の数と最初につかまえた昆虫の数の比と同じであると考えて,その場所にいる昆虫の数を推測することができる。J子さんたちはある日草原に行き,みんなでトノサマバッタを75匹つかまえてマジックインクで印をつけてから,はなした。数日後,おなじ草原でもう一度トノサマバッタを75匹つかまえたところ,15匹に印がついていた。
(1) この草原にトノサマバッタは何匹いると考えられますか。
(2) 一か月たってからおなじ草原でトノサマバッタを75匹つかまえ,印がついたトノサマバッタが7匹だけだった場合,その理由となるものは次のア~ウのうちのどれか,一つ答えなさい。
ア.一か月の間に死んでしまったトノサマバッタがいたから。
イ.一か月の間に新しく生まれて育ってきたトノサマバッタがいたから。
ウ.一か月の間にこの草原から他のところへ行ったトノサマバッタがいたから。
(解説)
(1) 文章の考え方にしたがって,75匹/15匹×75匹=375匹
(2) 同じく一カ月後のトノサマバッタの数は75匹/7匹×75匹=5625/7匹と増えています。したがって答えはイとなります。(もし印のついているバッタが死んで減少したとすれば,同じ割合で印のないバッタも減少するはずですもんね。)
問題文章が長いのは嫌だと思う人が多いかもしれませんが,最初から最後までしっかり読み取る訓練をしよう!!
頑張れ受験生!!
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