H23 入試分析 理科 灘中学校
2011.02.08 21:21|入試問題分析(理科)|
今回からH23年度の私立中学入試問題の解説を行っていきたいと思います。
まずは灘中の問題からです。
H23年度 灘中学校 理科 大問2番
[問題]
アルコールには燃焼に用いられるものや,飲用,消毒用など,いろいろな種類のアルコールがあります。いま,種類の異なるアルコールAとBがあり,AとBのどちらのアルコールも燃やすと二酸化炭素と水だけができます。AとBのそれぞれ4gを燃やしたときにできる二酸化炭素と水の重さ,およびそのときに使われた酸素の重さを調べると,表1のようになりました。次に,二酸化炭素,酸素,ちっ素について,それぞれの気体3Lの重さを調べると表2のようになりました。空気を,体積でちっ素が80%,酸素が20%の割合で混ざった気体と考えて,問いに答えなさい。ただし,気体の体積はすべて同じ条件ではかりました。
※表1 表2は省略します。表1・表2より次の事がわかります。
表1 アルコールA4g+酸素6g→二酸化炭素5.5g+水4.5g
アルコールB4g+酸素9.6g→二酸化炭素8.8g+水4.8g
表2 二酸化炭素3L→5.5g
水3L→4g
ちっ素3L→3.5g
問5 アルコールAとBの混合物4gを燃やすのに酸素が8.52g必要でした。この混合物4g中にアルコールAは何gふくまれていますか。
[解説]
問5 AとBの混合物4gのうち,もし全て4gがAであれば酸素は6g必要で,もし全てBであれば酸素が9.6g必要である。実際には8.52g必要であったので混合物中にAは4g×(9.6g-8.52g)/(9.6g-6g)=1.2gとなります。
てんびん法などを使いましょう!!次回はこの続き!!
スポンサーサイト
